
目次
白内障手術を検討されている方へ
「白内障手術を受けようと思うけど、どのくらい通院が必要なの?」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
手術そのものは日帰りで10分程度と短時間ですが、実際には術前の検査から術後のフォローまで、複数回の通院が必要になります。仕事や家事のスケジュール調整を考えると、通院回数や頻度は気になるポイントですよね。
南船橋眼科では、患者さまが安心して手術を受けられるよう、通院スケジュールについても丁寧にご説明しています。
白内障手術の通院回数の目安
まず結論からお伝えします。
白内障手術では、術前から術後まで含めておおよそ7〜10回程度の通院が標準的です。
具体的には以下のような流れになります。
術前の通院(2〜3回)
手術を決定するまでに、まず白内障の進行度を確認する検査が必要です。視力検査・細隙灯検査・散瞳検査などを行い、手術の必要性やタイミングを判断します。
手術を受けることが決まったら、術前検査として眼軸長測定や角膜内皮細胞検査などを実施します。これらの検査で手術が安全に行えるかを確認し、患者さまに最適な眼内レンズの度数も決定します。
さらに、手術内容や注意事項についての説明を受ける日も設けられます。
手術当日(1回)
手術当日は、準備から術後の安静まで含めて2〜3時間程度クリニックに滞在します。手術自体は10分程度ですが、術前の点眼麻酔や術後の休息時間が必要です。
当院では日帰り手術を基本としており、その日のうちにご帰宅いただけます。
術後の通院(5回以上)
手術後は、経過観察のための通院が必要です。
標準的なスケジュールは以下の通りです。
- 翌日:手術後の状態確認、視力回復具合のチェック
- 3日目:炎症の有無、目の回復状況の確認
- 1週間後:視力の安定度、点眼薬の使用状況の確認
- 1ヶ月後:視力の最終的な回復度、眼の健康状態の確認
- 3ヶ月後以降:定期的なフォローアップ(必要に応じて)
回復が順調であれば、通院間隔は徐々に延びていきます。
術前検査から手術までの詳しいスケジュール
では、術前から手術当日までの流れをもう少し詳しく見ていきましょう。
初診・診断(1回目)

「最近、視界がかすむ」「夜の運転がまぶしい」といった症状で受診されると、まず白内障の有無と進行度を調べます。
視力検査、細隙灯顕微鏡検査、必要に応じて散瞳検査を行い、水晶体の濁り具合を確認します。この段階で「手術が必要かどうか」「今すぐか、もう少し様子を見るか」を患者さまと一緒に検討します。
白内障は誰にでも起こる加齢変化の一つですが、日常生活に支障が出始めたら手術を検討するタイミングです。
術前検査・手術説明・同意(2回目)
手術を受けることが決まったら、より詳細な検査を行います。
眼軸長測定では、眼球の長さを測り、挿入する眼内レンズの度数を決定します。角膜内皮細胞検査では、手術に耐えられる角膜の状態かを確認します。
持病をお持ちの方は、かかりつけ医との連携も行います。
検査結果をもとに、手術の内容や使用するレンズ、術後の注意点などを詳しくご説明します。
当院では、単焦点レンズ・多焦点レンズ・乱視矯正レンズ(トーリック)など、患者さまの生活スタイルに合わせたレンズ選びをサポートしています。運転時間が長い方、読書やPC作業が多い方など、それぞれのご希望に応じて最適なレンズをご提案します。
不安な点や疑問点があれば、どんなことでもお気軽にお尋ねください。
手術日の決定
説明にご納得いただき、同意書にサインをいただいたら、手術日を決定します。
当院では、患者さまのご都合に合わせて柔軟にスケジュール調整を行っています。免許更新が近い方など、お急ぎの場合はご相談ください。
手術当日の流れと所要時間
手術当日はどのように過ごすのでしょうか。
来院から手術まで
予約時間にご来院いただき、まず体調確認と最終チェックを行います。
その後、術前の点眼麻酔を数回に分けて行います。点眼麻酔なので注射の痛みはありません。瞳を広げる点眼薬も使用します。
準備が整ったら手術室へ移動します。
手術時間
手術そのものは10分程度です。
角膜の端に2.4mmほどの小さな切開を作り、超音波で濁った水晶体を砕いて吸引します。その後、人工の眼内レンズを挿入して固定します。
当院では、Alcon社製のCENTURIONという最新手術機器を導入しており、手術中の眼圧を細かく調整することで、眼への負担を軽減し、手術リスクを低減しています。
手術中は目を触られる感覚や少し押されるような感覚はありますが、痛みはほとんど感じません。
術後の休息
手術が終わり、体調が落ち着いたらご帰宅となります。手術当日は運転ができませんので、ご家族の送迎やタクシーなどをご利用ください。
トータルで2〜3時間程度の滞在時間となります。
術後の通院スケジュールと注意点
手術が無事に終わっても、術後のフォローは非常に重要です。
翌日検診(術後1日目)
手術翌日は必ず受診していただきます。
眼帯を外し、手術後の状態や視力の回復具合を確認します。炎症や感染の兆候がないかもチェックします。この日から点眼薬を開始し、感染予防と炎症抑制を行います。
翌日以降は眼帯の代わりに、保護用のゴーグルや眼鏡を約1週間使用していただきます。
術後3日目
経過が順調であれば、少しずつ日常生活に戻れます。
軽い家事やデスクワーク程度であれば、翌日から可能です。ただし、目に水が入らないよう注意が必要です。洗顔や洗髪は控え、顔は固く絞ったタオルで拭く程度にしてください。
この時期の診察では、視力の回復度や炎症の有無を確認します。
術後1週間
1週間経過すると、多くの方が視力の安定を実感されます。
この時点で、運転や軽い運動の再開について医師と相談できます。早い方では術後4〜5日目から運転可能になりますが、視力の回復度や反対の目の見え方によって個人差があります。
点眼薬の使用状況や、日常生活での困りごとがないかも確認します。
術後1ヶ月
1ヶ月後には、視力がほぼ安定します。
この時点で視力測定を行い、必要であれば眼鏡の処方も検討します。単焦点レンズを選択された方は、遠くまたは近くのどちらかに眼鏡が必要になることが多いです。
目の健康状態も総合的にチェックし、今後の通院間隔についてもご相談します。
術後3ヶ月以降
経過が良好であれば、通院間隔は2〜3ヶ月に延びます。
定期的なフォローアップで、視力の維持や他の眼疾患の早期発見に努めます。白内障手術後、数ヶ月から数年経つと「後発白内障」という状態になることがありますが、これは外来でのレーザー治療で改善できます。
職種別・仕事復帰の目安
「いつから仕事に戻れるの?」
これも患者さまからよくいただく質問です。
デスクワーク・事務職
パソコン作業や書類仕事が中心の方は、手術翌日から軽い業務であれば可能です。
ただし、長時間の画面作業は目が疲れやすいので、適度に休憩を取りながら無理のない範囲で進めてください。術後1週間程度で通常業務に戻れる方が多いです。
立ち仕事・接客業
立ち仕事や接客業の方も、翌日から軽い業務であれば復帰可能です。
ただし、重いものを持つ作業や、目に汗が入るような環境は避けてください。保護用のゴーグルや眼鏡を着用し、目を守ることが大切です。
力仕事・肉体労働
建設業や運送業など、力仕事が中心の方は術後1〜2週間は控えていただくことをお勧めします。
重いものを持ったり、激しく体を動かすと眼圧が上がり、傷口に負担がかかる可能性があります。医師と相談しながら、段階的に業務を再開してください。
運転が必要な職業

タクシーやトラックの運転手など、運転が業務の中心となる方は、術後4〜5日目以降が目安です。
視力の回復度や両目のバランスを確認してから、安全に運転できる状態かを医師が判断します。免許更新が近い方は、余裕を持って手術スケジュールを組むことをお勧めします。
通院回数を減らすための工夫
仕事や家事で忙しい方にとって、通院回数はできるだけ少なくしたいですよね。
かかりつけ医との連携
当院では、術後の経過が順調な患者さまについては、元のかかりつけ眼科への逆紹介も行っています。
手術後の重要な時期は当院でしっかりフォローし、その後は通いやすいクリニックで定期検診を受けていただくことも可能です。手術内容や経過を詳細に記録し、元の医師に引き継ぎますので、安心して治療を続けられます。
土日祝日の診療対応
平日の通院が難しい方のために、当院では可能な限り柔軟なスケジュール調整を行っています。
術後の重要な検診日については、患者さまのご都合に合わせて日程を組むことができますので、遠慮なくご相談ください。
通院時の注意点とよくある質問
最後に、通院時によくいただく質問をまとめました。
付き添いは必要ですか?
手術当日は、運転ができないためご家族の付き添いがあると安心です。
ただし、当院スタッフが手術の準備から術後のケアまで丁寧にサポートいたしますので、お一人で来院される方も多くいらっしゃいます。術後の通院については、基本的にお一人で問題ありません。
両目を手術する場合のスケジュールは?
両目とも白内障がある場合、片目ずつ別々に手術を行います。
最低1週間程度の間隔を開けて、もう片方の目の手術を実施します。これは、万が一のリスクを分散し、片方の目で日常生活を送れるようにするためです。
通院を忘れたらどうなりますか?
術後の検診は、感染予防や合併症の早期発見のために非常に重要です。
もし予約日に来院できない場合は、必ず事前にご連絡ください。できるだけ早く別の日程を調整いたします。特に術後1週間以内の検診は、欠かさないようにしてください。
遠方から通院する場合の配慮は?
遠方からお越しの患者さまには、できるだけ通院回数を減らせるよう配慮いたします。
術前検査と手術説明を同日に行ったり、術後の検診スケジュールを調整したりすることも可能です。事前にご相談いただければ、最適なプランをご提案します。
まとめ:安心して通院できる体制を整えています

白内障手術の通院回数は、術前から術後まで含めて7〜10回程度が標準的です。
術前検査で2〜3回、手術当日に1回、術後のフォローで5〜6回以上という流れになります。回復が順調であれば、徐々に通院間隔は延びていきます。
南船橋眼科では、患者さまが安心して手術を受けられるよう、丁寧な診断とわかりやすい説明を心がけています。最新機器を導入した安全性の高い日帰り手術、患者さまのライフスタイルに合わせたレンズ選び、手術前後の手厚いフォロー体制を整えています。
「最近見にくいな…」「もしかして白内障?」と思ったら、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたの毎日が、またクリアに戻るように。南船橋眼科が全力でサポートいたします。
詳細はこちら:南船橋眼科
著者情報
南船橋眼科 院長 佐倉達朗

経歴
- 筑波大学医学群医学類 卒業
- 東京都立多摩総合医療センター 臨床研修医
- 東京医科歯科大学医学部附属病院 眼科
- 東京都保健医療公社大久保病院 眼科
- 川口市立医療センター 眼科
- 川口工業総合病院 眼科
- 柏厚生総合病院 眼科
- 南船橋眼科 院長



