小児近視と遺伝の関係|親が近視なら子どもも近視になる確率と予防法|南船橋眼科|千葉県船橋市の眼科|白内障、緑内障、糖尿病網膜症

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眼科コラム

小児近視と遺伝の関係|親が近視なら子どもも近視になる確率と予防法|南船橋眼科|千葉県船橋市の眼科|白内障、緑内障、糖尿病網膜症

「私も夫も近視なので、子どもも絶対に近視になりますよね…」

外来でこうした不安を打ち明けてくださる親御さんは、本当に多いです。

結論から申し上げると、遺伝は近視の発症リスクを高める要因のひとつですが、それだけで近視が決まるわけではありません。環境要因も同じくらい、あるいはそれ以上に重要です。

この記事では、小児近視と遺伝の関係をわかりやすく解説し、今日からご家庭でできる予防策をご紹介します。

 

お子さまの近視が気になる方へ

千葉県船橋市で小児近視や視力低下について相談したい方は、南船橋眼科へご相談ください。

ご家族の視力状況や生活習慣も確認しながら、近視対策をご案内しています。

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近視はなぜ起こるのか〜遺伝と環境の両方が関係する

近視の発症には、遺伝的要因環境要因の両方が深く関わっています。

どちらか一方だけが原因というわけではなく、両者が複雑に絡み合って近視が生じると考えられています。

遺伝的要因とは何か

遺伝的要因とは、先祖や両親から受け継いだ遺伝子によって近視が生じるというものです。

一卵性双生児の研究では、ほとんど同じ度数になることが報告されています。これは遺伝の影響を示す強力な証拠のひとつです。

ただし、近視に関与する遺伝子はひとつではありません。複数の遺伝子と環境因子が絡み合っており、「この遺伝子があれば必ず近視になる」という単純な話ではないのです。

また、遺伝子は遠い祖先から受け継がれるものです。両親が近視でなくても、祖父母や曾祖父母に強度近視の方がいれば、その遺伝子が潜在的に受け継がれている可能性があります。

環境要因とは何か

環境要因として最も重要視されているのが、「外遊びの減少」「近見作業の増加」です。

目は「毛様体筋」という筋肉でピントを調節しています。手元を見続けると、その距離に順応しようとして眼軸長(目の前後の長さ)が伸びていきます。これが近視の進行につながります。

近視の小学生の割合は、1979年度の17.9%から2022年度の37.9%へと約40年で倍増しています。遺伝子は50万〜100万年単位でしか変化しないため、この急増は遺伝だけでは説明できません。環境の変化が大きく影響していることは明らかです。

親が近視だと子どもが近視になる確率はどのくらい?

これは多くの親御さんが気になるポイントです。

研究によると、両親ともに近視の場合、子どもが近視になる確率は両親ともに近視でない場合の約8倍になるとされています。片親だけが近視の場合は約2倍とされています。

つまり、近視の発症リスクは次のような順序になります。

  • 両親ともに近視:最もリスクが高い
  • 片親だけ近視:中程度のリスク
  • 両親ともに近視でない:最もリスクが低い

ただし、「確率が高い」ということは「必ずなる」ということではありません。

逆に言えば、両親ともに近視でも、環境を整えることでリスクを下げられる可能性があります。

近視が発症しやすい年齢とは

特に注意が必要なのは、0歳から20歳前半までの時期です。

この時期は人間が最も成長する時期であり、眼球の大きさも少しずつ変化します。眼球が成長すると、水晶体と網膜の間の距離が長くなります。その結果、光の焦点の位置が徐々に手前にずれてきます。これが近視の進行メカニズムです。

小学校低学年から中学生にかけての時期は、特に近視が進みやすい年代です。この時期の生活習慣が、将来の視力に大きく影響します。

近視の進行を防ぐために今すぐできること〜生活習慣の見直し

遺伝的なリスクがあっても、環境を整えることで近視の発症・進行を抑えられる可能性があります。

眼科医として特に重要だと考える予防策をご紹介します。

外遊びを増やす〜最も効果的な予防策

世界共通で認識されている近視予防の方法は、「日光にあたりながら外で遊ぶこと」です。

日光にあたる外遊びが少ない子どもは近視になりやすいことが、多くの研究で報告されています。

ポイントは「外に出ること」そのものです。外に出ても、スマホやゲームをしていては意味がありません。実際に、いくつかの国では学校の昼休みや休憩中に外で遊ぶことを義務付け、記録をつけさせているところもあります。

1日2時間程度の屋外活動が推奨されています。放課後の公園遊びや、休日のお出かけを積極的に取り入れてみてください。

近くを見る作業(近業)の管理

読書、スマホ、タブレット、ゲーム機など、近くを見る作業が増えると近視のリスクが高まります。

ただし、「読書をしてはいけない」ということではありません。近視予防のために読書をやめるのは現実的ではありません。大切なのは、適切な距離と休憩を意識することです。

  • 画面や本との距離は30cm以上を保つ
  • 20分に1回は遠くを見て目を休める
  • 暗い場所での読書・スマホ使用を避ける
  • テレビは十分な距離を保って見る

スマホやゲーム機が近視の原因として科学的に特定されているわけではありませんが、これらの機器が登場したのが最近のため、研究結果が追いついていない部分もあります。慎重に管理することが望ましいと考えます。

睡眠と食事も大切

十分な睡眠とバランスの良い食事も、目の健康を守る基本です。

成長期の子どもにとって、睡眠は全身の発育に欠かせません。目も例外ではありません。規則正しい生活リズムを整えることが、長期的な視力の維持につながります。

子どもの近視を早期に発見するために〜定期検診の重要性

近視は、早期に発見して適切に対処することが大切です。

学校の視力検査だけでは不十分な場合があります。「A判定だから大丈夫」と安心しているうちに、近視が進んでいるケースも少なくありません。

こんなサインに気づいたら眼科へ

お子さんが次のような行動をとっていたら、近視のサインかもしれません。

  • テレビや黒板に近づいて見ようとする
  • 目を細めて物を見ることが増えた
  • 「見えにくい」「ぼやける」と訴える
  • 頭痛や目の疲れを訴えることが増えた
  • 本を読む際に顔を近づけすぎる

こうしたサインに気づいたら、早めに眼科を受診してください。

眼科での検査について

眼科では、視力検査だけでなく、眼軸長の測定や屈折検査なども行います。

「近視が疑われる」「近視が進んでいる」と判断された場合は、適切な矯正(眼鏡・コンタクトレンズ)や、近視進行抑制の治療についてご相談いただけます。

親御さんが近視の場合は、特に小学校入学前後から定期的な眼科受診をお勧めします。

 

近視の進行リスクを確認したい方へ

遺伝と小児近視の関係や予防方法について確認したい方は、千葉県船橋市の南船橋眼科へご相談ください。

目の使い方や生活環境も含めながら、現在の視力状態をご説明しています。

南船橋眼科に相談する

近視の子どもへの眼鏡・コンタクトレンズの考え方

「眼鏡をかけると近視が進む」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。

これは誤解です。

適切に矯正されていない状態で無理に見ようとすることの方が、目に余計な負担をかけます。眼科医の指示のもと、適切な度数の眼鏡を使用することが大切です。

眼鏡の選び方と注意点

子どもの眼鏡は、大人と同じ感覚で選んではいけません。

成長に伴って度数が変わるため、定期的な検査と眼鏡の更新が必要です。また、子どもは自分で「見えにくい」と気づきにくいことがあります。定期的に眼科で確認することをお勧めします。

  • 眼科での処方に基づいた眼鏡を選ぶ
  • フレームは顔のサイズに合ったものを
  • 半年〜1年ごとに度数の確認を
  • スポーツ時はスポーツ用眼鏡の使用も検討を

コンタクトレンズについて

コンタクトレンズは、一般的に中学生以上から使用を検討するケースが多いです。

ただし、年齢だけでなく、お子さんが適切にケアできるかどうかも重要な判断基準になります。使用を検討する際は、必ず眼科医にご相談ください。

強度近視になると起こりうるリスク〜将来の目の健康を守るために

近視は「視力が悪い」だけの問題ではありません。

特に強度近視(一般的に-6ジオプトリー以上)になると、将来的にさまざまな眼疾患のリスクが高まります。

強度近視が引き起こす可能性のある眼疾患

強度近視では、眼軸長が過度に伸びることで眼球の構造に負担がかかります。これにより、以下のような疾患のリスクが高まる可能性があります。

  • 網膜剥離:網膜が眼球壁から剥がれる状態
  • 緑内障:視神経が障害される病気
  • 近視性黄斑症:視野の中心部が見えにくくなる病気
  • 白内障:水晶体が濁る病気(発症が早まる可能性)

これらは成人後、特に中高年以降に問題となってくることが多いです。子どもの頃から近視の進行を抑えることが、将来の目の健康を守ることに直結します。

白内障と近視の関係について

強度近視の方は、白内障の発症が早まる可能性があると言われています。

白内障は目の中の水晶体が濁る病気で、視界のかすみやまぶしさ、夜間の見えにくさなどが典型的なサインです。加齢とともに誰にでも起こりうる変化ですが、強度近視の方は特に注意が必要です。

「最近なんとなく見えにくい」「眼鏡を変えても改善しない」と感じたら、白内障の可能性も含めて眼科でしっかり確認することをお勧めします。

南船橋眼科からのお知らせ〜目の健康を一緒に守りましょう

小児近視の予防と早期発見は、将来の目の健康を守るための大切な第一歩です。

南船橋眼科では、お子さんの視力の変化や近視の進行について、丁寧にご説明しながら診療を行っています。「うちの子、近視になりやすい?」「眼鏡はいつから必要?」といった疑問も、どうぞお気軽にご相談ください。

また、大人の方で「最近見えにくくなってきた」「白内障が心配」という方も、ぜひご来院ください。当院では視力検査・細隙灯検査・散瞳検査などを用いて、白内障の進行度を丁寧に確認します。

白内障手術は日帰りで対応しており、切開はわずか2.4mmほど、手術時間は10分程度です。Alcon社製の最新機器「CENTURION」を導入し、手術中の眼圧を細かく調整することで、眼への負担を軽減しています。単焦点レンズ・多焦点レンズ・保険適用の乱視矯正レンズ(トーリック)から、患者さんの生活スタイルに合わせたレンズ選びをご提案します。

費用は保険診療で、1割負担の方で約13,000円、3割負担の方で約40,000円(片目)です。生命保険の手術給付金や高額療養費制度との併用も可能です。

目のことで気になることがあれば、ひとりで抱え込まずにご相談ください。南船橋眼科が、あなたと大切なご家族の「見える安心」を全力でサポートします。

まとめ〜遺伝を知り、環境を整えることが近視予防の鍵

小児近視と遺伝の関係について、ポイントをまとめます。

  • 近視の発症には遺伝的要因と環境要因の両方が関与する
  • 両親ともに近視の場合、子どもが近視になる確率は約8倍に上昇する
  • 近視の急増は環境要因(外遊びの減少など)が大きく影響している
  • 外遊び(日光を浴びること)が最も効果的な近視予防策
  • 近くを見る作業の管理・適切な休憩・睡眠・食事も重要
  • 早期発見のために定期的な眼科受診が大切
  • 強度近視は将来の眼疾患リスクを高めるため、進行を抑えることが重要

遺伝的なリスクがあるからといって、諦める必要はありません。環境を整えることで、近視の発症や進行を遅らせることは十分に可能です。

「うちの子は大丈夫かな」と少しでも気になったら、ぜひ眼科にご相談ください。早めの対応が、お子さんの将来の目の健康を守ることにつながります。

 

お子さまの将来の視力を守りたい方へ

千葉県船橋市で小児近視や近視予防について相談したい方は、南船橋眼科へご相談ください。

成長期の目の変化に合わせながら、お子さまに合った近視管理をご提案しています。

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著者情報

南船橋眼科 院長 佐倉達朗

経歴

  • 筑波大学医学群医学類 卒業
  • 東京都立多摩総合医療センター 臨床研修医
  • 東京医科歯科大学医学部附属病院 眼科
  • 東京都保健医療公社大久保病院 眼科
  • 川口市立医療センター 眼科
  • 川口工業総合病院 眼科
  • 柏厚生総合病院 眼科
  • 南船橋眼科 院長

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