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「二重に見える」という症状・・・それは白内障のサインかもしれません
「最近、ものが二重に見える」「文字がぼやけてダブって見える」——こうした症状に心当たりはありませんか?
実はこれらは、白内障の代表的なサインのひとつです。
白内障は、目の中の水晶体が濁ることで起こる病気で、加齢とともに誰にでも起こりうる変化です。80代になるとほぼ100%の方に何らかの白内障が認められるといわれています。
しかし、初期の段階では自覚症状がほとんどないため、「少し見えにくいかな」と感じても、そのまま放置してしまう方が少なくありません。
この記事では、白内障による「二重に見える」症状について、眼科専門医の視点から詳しく解説します。
確認すべき6つのポイントと、受診のタイミングについてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

視界がかすむ?白内障セルフチェックで早期発見!チェック項目と対策
視界のかすみや見えづらさが気になる方へ、白内障のセルフチェック項目と早期発見のポイント、日常でできる対策についてわかりやすく解説します。
白内障とは?水晶体の濁りが引き起こす視力低下
白内障は、目の中でレンズの役割を果たす「水晶体」が白く濁る病気です。
水晶体は本来、無色透明でカメラのレンズのように光を通し、網膜にピントを合わせる働きをしています。
しかし加齢や紫外線、糖尿病などの影響で水晶体を構成するタンパク質が変質すると、徐々に白く濁ってきます。
この濁りが進むと、光が正しく網膜に届かなくなり、さまざまな視覚症状が現れます。
白内障の主な原因
白内障の原因は多岐にわたりますが、最も多いのは「加齢」によるものです。
- 加齢性白内障:年齢とともに水晶体が変性し、濁りが生じる
- 糖尿病性白内障:血糖コントロール不良により水晶体が濁る
- アトピー性白内障:アトピー性皮膚炎に伴って発症するリスクが高い
- 外傷性白内障:目の怪我や打撲が原因で発症
- 薬剤性白内障:ステロイド薬の長期使用などが原因
これらの中でも、加齢性白内障が圧倒的に多く、50代から徐々に増え始め、80代ではほぼ全員に何らかの白内障が認められます。
白内障の進行パターン
白内障は濁りが生じる部位によって、いくつかのタイプに分類されます。
皮質白内障は水晶体の外側から中心に向かって放射状に濁りが進行し、核白内障は水晶体の中心部から黄色っぽく濁ります。
後嚢下白内障は水晶体の後ろ側がスリガラス状に濁るタイプで、早期から視力低下を自覚しやすいのが特徴です。
濁りの進行度によっても、初発白内障、未熟白内障、成熟白内障、過熟白内障と段階が分かれます。
二重に見える症状は白内障のサイン?確認すべき6つのポイント
白内障による「二重に見える」症状は、水晶体の濁りによって光の進行方向が変わることで起こります。
濁っている部分と透明な部分で光の屈折が異なるため、複数の像が重なって見えてしまうのです。
ここでは、白内障を疑うべき6つのポイントをご紹介します。
ポイント1:片目で見たときに二重に見える

片目を閉じて、もう片方の目だけで月や電灯を見てみてください。
それでも二重や三重に見える場合は、白内障の可能性があります。
両目で見たときに二重に見える場合は、斜視や脳疾患の可能性もあるため、眼科での精密検査が必要です。
ポイント2:眼鏡をかけても見え方が改善しない
眼鏡の度数を合わせても、かすみや二重の症状が改善しない場合は要注意です。
特に核白内障では、白内障の進行とともに近視が進むため、1年ほどで眼鏡が合わなくなることもあります。
「最近、老眼鏡がいらなくなった」という方も、実は白内障が進行している可能性があります。
ポイント3:光をまぶしく感じる
白内障では水晶体の濁りによって光が散乱し、まぶしさを強く感じるようになります。
特に夜間の運転中、対向車のヘッドライトや信号がまぶしくて見づらい場合は、白内障のサインかもしれません。
皮質白内障や後嚢下白内障では、この症状が顕著に現れます。
ポイント4:視界全体がかすむ・ぼやける
白内障が進行すると、視界全体がかすんだり、ぼんやりと見えたりします。
まるで曇りガラス越しに見ているような感覚で、細かい文字が読みにくくなります。
初期では自覚症状がほとんどありませんが、濁りが水晶体の中央部に達すると、視力低下を実感するようになります。
ポイント5:色の見え方が変わる
核白内障では、水晶体が黄色っぽく濁るため、色の識別がしづらくなることがあります。
青色や緑色が見えにくくなったり、全体的に色がくすんで見えたりする場合は、白内障の進行を疑う必要があります。
ポイント6:日常生活に支障が出始めている
新聞や本が読みにくい、運転が怖い、人やものにぶつかりやすくなった。こうした日常生活の支障は、白内障が進行しているサインです。
視力検査の数値だけでなく、実際の「見え方の質」が低下していると感じたら、早めに眼科を受診しましょう。
白内障を放置するとどうなる?進行のリスクと合併症
白内障は自然に治ることはなく、放置すれば徐々に進行していきます。
白内障を放置すると、以下のようなリスクがあります。
- 水晶体の硬化:進行すると水晶体が硬くなり、手術の難易度が上がる
- 視力低下による事故リスク:転倒や交通事故の危険性が高まる
- 緑内障やぶどう膜炎の併発:白内障が原因で他の眼疾患を引き起こす可能性
- 手術の選択肢が限られる:進行しすぎると通常の手術手技では対応できなくなる
- 他の眼疾患の見逃し:水晶体の濁りが強いと眼底検査が困難になる
特に注意が必要なのは、白内障が進行すると水晶体が膨らみ、緑内障発作を引き起こす恐れがある点です。
緑内障は視神経がダメージを受ける病気で、一度失われた視野は戻りません。
こうしたリスクを避けるためにも、白内障の症状を自覚したら早めに眼科を受診することが大切です。
白内障手術を受けるべきタイミングとは?

「白内障手術はいつ受けるべきか?」—これは多くの患者さんが抱く疑問です。
かつては「白内障はギリギリまで待つべき」という考えが一般的でしたが、現在では医療技術の進歩により、その考え方は古くなっています。
手術を検討すべきタイミング
白内障手術を受けるベストなタイミングは、「白内障の症状を自覚した時」です。
特に以下のようなケースでは、早めの手術が推奨されます。
- 仕事や趣味に支障が出ている:運転、読書、PC作業、ゴルフなど
- 夜間の運転が怖くなった:対向車のライトがまぶしい、視界が悪い
手術のタイミングは、患者さんの生活の質(QOL)に合わせて決めることが重要です。
「まだ我慢できる」と思っても、日常生活に不便を感じているなら、それが手術のタイミングといえます。
多焦点眼内レンズという選択肢
白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズを挿入します。
従来の単焦点レンズは、遠方・中間・近方のうち1つの距離にしかピントが合いませんが、多焦点レンズは複数の距離にピントが合うため、眼鏡を使う頻度を大幅に減らせます。
南船橋眼科の白内障治療——安全性と満足度にこだわった日帰り手術
南船橋眼科では、患者さんの不安に寄り添いながら、安全性と見え方の質にこだわった白内障治療を提供しています。
丁寧な診断とわかりやすい説明
当院では、視力検査・細隙灯検査・散瞳検査を用いて、白内障の進行度を丁寧に確認します。
「どの程度白内障が進んでいるのか」「手術が必要なタイミングか」「今できることは何か」を、図や例えを使いながらわかりやすく説明します。
専門用語を使わず、患者さんの見え方の状態をしっかり共有することを大切にしています。
身体に負担の少ない日帰り白内障手術
南船橋眼科の白内障手術は、日帰りで実施されます。
切開はわずか2.4mmほどで、超音波で水晶体を砕いて吸引し、人工レンズを挿入します。
手術時間は10分程度(症例により前後)で、身体への負担が少ない短時間で安全性の高い治療です。
最新機器による安全で精密な手術

当院では、Alcon社製のCENTURIONという最新手術機器を導入しています。
これにより、手術中の眼圧を細かく調整し、眼への負担を軽減し、手術リスクを低減するメリットがあります。
安全性と見え方の満足度にこだわる当院ならではの強みです。
患者さんに合わせたレンズ選び
南船橋眼科では、単焦点レンズ、多焦点レンズ、乱視矯正レンズ(トーリックレンズ)を取り扱っています。
乱視矯正レンズの取り扱い実績も豊富で、軽度の乱視でも適応があれば積極的に矯正を行います。
患者さんの生活(運転時間、仕事、趣味、読書・PC作業)に合わせて、後悔しないレンズ選びを提案しています。
手術前後のフォローも手厚い
初めて手術を受ける方が不安にならないよう、当院では手術前日から術後まで丁寧にサポートしています。
手術前日は普段どおりの生活でOKですが、当日の移動手段だけご確認ください(運転は不可)。
手術当日は化粧・アイメイクはNG、前ボタンの洋服がおすすめです。食事は軽めでOK、服薬は医師の指示がなければ通常どおりで構いません。
術後は翌日から家事・軽い仕事がOKで、運転・運動は約1週間控えていただきます。点眼の継続で感染予防を行い、不安があればすぐ相談可能です。
費用についても分かりやすく説明
白内障手術は保険診療で、1割負担で約13,000円、3割負担で約40,000円です。
さらに、生命保険の「手術給付金」や高額療養費制度も併用でき、経済的負担が抑えられる場合があります。
費用について不安な方にも、ひとつずつ丁寧にご説明しますのでご安心ください。
まとめ——「見えにくい不安」を「見える安心」に変えるために
「二重に見える」「かすんで見える」「まぶしい」—こうした症状は、白内障のサインかもしれません。
白内障は誰にでも起こる加齢変化のひとつですが、放置すれば日常生活に大きな支障をきたします。
確認すべき6つのポイントを振り返ってみましょう。
- 片目で見たときに二重に見える
- 眼鏡をかけても見え方が改善しない
- 光をまぶしく感じる
- 視界全体がかすむ・ぼやける
- 色の見え方が変わる
- 日常生活に支障が出始めている
これらの症状に心当たりがあれば、早めに眼科を受診することをおすすめします。
南船橋眼科では、丁寧な診断、身体に優しい日帰り手術、最新機器による安全性、適切なレンズ選び、手術後の手厚いフォローを大切にしています。
少しでも「最近見にくいな」「もしかして白内障?」と思ったら、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたの毎日が、またクリアに戻るように南船橋眼科が全力でサポートいたします。
詳細はこちら:南船橋眼科
著者情報
南船橋眼科 院長 佐倉達朗

経歴
- 筑波大学医学群医学類 卒業
- 東京都立多摩総合医療センター 臨床研修医
- 東京医科歯科大学医学部附属病院 眼科
- 東京都保健医療公社大久保病院 眼科
- 川口市立医療センター 眼科
- 川口工業総合病院 眼科
- 柏厚生総合病院 眼科
- 南船橋眼科 院長



