ドライアイは治らない?慢性化する原因と改善のための正しい治療法|南船橋眼科|千葉県船橋市の眼科|白内障、緑内障、糖尿病網膜症

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眼科コラム

ドライアイは治らない?慢性化する原因と改善のための正しい治療法|南船橋眼科|千葉県船橋市の眼科|白内障、緑内障、糖尿病網膜症

「目が乾く」「ゴロゴロする」「夕方になると見えにくい」・・・そんな症状に悩まされていませんか?

ドライアイは、現代人の多くが抱える目のトラブルです。スマートフォンやパソコンの長時間使用、エアコンによる乾燥、コンタクトレンズの装用など、日常生活のさまざまな要因が重なって発症します。

「点眼薬を使っているのに良くならない」「もう治らないのでは?」と不安を感じている方も多いでしょう。

しかし、ドライアイは適切な診断と治療によって、症状をコントロールできる病気です。大切なのは、ご自身のドライアイのタイプを正しく理解し、それに合った治療を継続すること。そして、生活習慣の見直しを並行して行うことです。

ドライアイとは?涙の役割と目の健康

ドライアイとは、涙の量が不足したり、涙の質が低下することで、目の表面が乾燥する病気です。

涙は単なる水分ではありません。角膜や結膜を保護し、酸素や栄養を届ける重要な役割を担っています。また、目の表面を滑らかに保ち、クリアな視界を確保する働きもあります。

涙が不足すると、目の表面に傷がつきやすくなります。その結果、かすみ・異物感・疲れやすさといった症状が現れるのです。

現代ではスマートフォンやパソコンの使用増加により、船橋市・南船橋エリアでもドライアイの患者が増加傾向にあります。デジタルデバイスを見つめる時間が長くなると、まばたきの回数が自然と減少し、涙が均等に行き渡らなくなるためです。

涙の3層構造を理解する

涙は、実は3つの層で構成されています。

最も内側にあるのが「ムチン層」です。結膜上皮細胞から分泌される粘液性の分泌物で、角膜と涙を接着して涙の安定性を保つ重要な役割を担っています。涙を目の表面に均一に行き渡らせる手助けもしています。

中間にあるのが「涙液層」です。涙の約95%を構成する層で、上まぶたの裏側にある涙腺から分泌されます。タンパク質、ナトリウム、カリウム、カルシウム、酸素などの様々な成分が含まれていて、角膜への栄養補給と角膜を保護する役割を担っています。

最も外側にあるのが「油層」です。上下のまぶたの縁にあるマイボーム腺という器官から分泌されます。まばたきをする度に涙の表面が油分で覆われて、涙が蒸発するのを防いでいます。

この3つの層のどれかに異常が起こると、ドライアイ症状を引き起こす原因となります。また、涙の層を正常に保つには、まばたきが大切な役割を果たしています。

ドライアイの2つのタイプ・・・あなたはどちら?

ドライアイには大きく2つのタイプがあります。

「涙液分泌低下型」と「蒸発亢進型」です。これらは原因や治療方法が異なるため、正確な検査と診断が重要です。

涙液分泌低下型(涙の量が少ない)

涙液分泌低下型は、涙そのものが少ない「量的な異常」です。涙腺からの涙の分泌量が減少することで、目の表面を十分に潤すことができなくなります。

加齢、ストレス、自己免疫疾患(シェーグレン症候群など)、特定の薬剤の副作用などが原因となります。

蒸発亢進型(涙が蒸発しやすい)

蒸発亢進型は、涙の性質が変化し、悪くなってしまう「質的な異常」です。涙の量は十分にあっても、涙が蒸発しやすい状態になっています。

この蒸発亢進型の主な原因が「マイボーム腺機能不全(MGD)」です。マイボーム腺は、涙の蒸発を防ぐ油層を分泌している皮脂腺で、上まぶたに30~40個、下まぶたに20~30個あります。加齢とともに分泌機能が低下してきますが、汚れやアイメイクなどが詰まることでも、その機能が低下します。

ドライアイ症状が女性に多く見られるのも、アイメイクによるマイボーム腺の詰まりが原因の一つです。実際、ドライアイの約86%にMGDがあることが報告されています。

南船橋眼科では、フルオレセイン染色などの専門的な検査を行い、状態に応じた治療を提案しています。

ドライアイを引き起こす5つの主要原因

ドライアイは、複数の要因が重なり合って発症します。

主な原因を理解することで、日常生活での予防対策にも役立ちます。

1. スマートフォンやパソコンの長時間使用

デジタルデバイスを見つめる時間が長くなると、まばたきの回数が減少します。通常、1分間に15~20回程度のまばたきをしていますが、パソコン作業中は5~7回程度まで減少すると言われています。

まばたきが減ると、涙が均等に行き渡らなくなり、目の表面が乾燥しやすくなります。

2. エアコンによる乾燥

エアコンの風が直接目に当たると、涙の蒸発が促進されます。特に冬場の暖房や夏場の冷房は、室内の湿度を低下させるため、ドライアイを悪化させる要因となります。

3. コンタクトレンズの使用

コンタクトレンズは、涙の蒸発を促進し、角膜への酸素供給を妨げる可能性があります。特に長時間の装用や不適切なケアは、ドライアイのリスクを高めます。

4. 加齢による変化

年齢を重ねると、涙の分泌量が減少し、マイボーム腺の機能も低下します。特に40代以降は、ドライアイの発症リスクが高まります。

5. 生活習慣の乱れ

睡眠不足、ストレス、栄養バランスの偏りなども、ドライアイの発症や悪化に関与します。特に睡眠不足は、涙の質を低下させる要因となります。

ドライアイの主な症状・・・こんな違和感ありませんか?

ドライアイでは、以下のような症状が見られます。

「目が乾く」というシンプルな症状だけではなく、さまざまな不快感として現れることが特徴です。

目が乾く、ゴロゴロする

最も典型的な症状です。目の表面に異物感があり、砂が入っているような感覚を覚えることもあります。

目のかすみや視界のぼやけ

涙の膜が不安定になると、光が乱反射し、視界がぼやけて見えることがあります。特に夕方から夜にかけて症状が悪化する傾向があります。

目の疲れやすさ

パソコン作業や読書をしていると、すぐに目が疲れてしまう。休憩しても疲れが取れない。そんな症状もドライアイの可能性があります。

まぶしさを感じる

涙の膜が不安定になることで光が乱反射し、夜間のまぶしさや見えにくさにつながることもあります。夜間の運転時に対向車のライトがまぶしく感じる場合は、ドライアイが関与している可能性があります。

涙が出る(涙目)

意外に思われるかもしれませんが、ドライアイで涙が出ることもあります。角膜表面に潤いが足りなくなると、一過性に多量の涙が出てきますが、角膜表面にとどまることなく排出されるため、「ドライアイで涙が出る」という症状になる場合があります。

これらの症状が続く場合は、早めの眼科受診をおすすめします。

南船橋眼科のドライアイ治療・・・症状に合わせた選択肢

ドライアイの治療は、症状のタイプや重症度に応じて選択します。

南船橋眼科では、専門的な検査を行い、患者様一人ひとりに最適な治療法を提案しています。

点眼治療・・・涙の層を整える

点眼治療は、ドライアイ治療の基本です。症状や原因に応じて、以下のような点眼薬を使い分けます。

人工涙液点眼薬は、涙液減少型のドライアイに涙の補充として使用します。防腐剤が入っていない人工涙液は、表面がただれている目に対して副作用の心配が少なく安全に使えます。

ヒアルロン酸ナトリウム点眼薬は、ヒアルロン酸ナトリウムによる水分保湿効果と角膜上皮細胞の修復作用を持っています。重篤な場合や防腐剤アレルギーをお持ちの方には、防腐剤無しの使いきりタイプを処方します。

ジクアホソルナトリウム点眼薬は、眼表面のスムーズな球面形成や浸潤化、涙液保持のために、粘液成分であるムチンの分泌を促進する点眼です。蒸発型のドライアイに対して有効とされています。ムチンと水の両方の分泌を促進し、涙の状態を改善することにより、角結膜上皮の障害を改善します。

レバミピド点眼薬も、ムチン分泌促進作用を持つ点眼薬です。点眼後に苦みを感じたり、しばらく視界が白っぽくなる場合がありますが、効果的な治療薬です。

これらの点眼薬により、目の表面を潤し、傷の修復を促します。ヒアルロン酸ナトリウム点眼薬や人工涙液との併用も可能です。

眼表面の炎症を伴うタイプのドライアイには、ステロイド剤等の点眼薬を使用することもあります。他の点眼薬と組み合わせて使うこともあります。

涙点プラグ・・・涙を保持する

点眼薬で改善が不十分な場合、涙点プラグによる治療を行います。

涙点プラグとは、涙の排出口(涙点)を塞ぐことで、涙を目の表面に保持し、症状の改善を図る治療法です。短時間で行える治療で、痛みもほとんどありません。

涙は通常、目頭にある涙点から鼻涙管を通って鼻腔へと排出されます。涙点プラグでこの排出を抑えることで、涙が目の表面に長くとどまり、乾燥を防ぐことができます。

マイボーム腺機能不全(MGD)への対応

蒸発亢進型ドライアイの主な原因であるMGDに対しては、「温罨法」と「眼瞼清拭(リッドハイジーン)」が効果的です。

温罨法は、目の周囲を温めることで、マイボーム腺のつまりを緩和し、まぶたの血流を改善する方法です。1日5分毎日2回おこなうと、早期に効果を実感できます。

眼瞼清拭は、まぶたの縁を清潔に保つことで、マイボーム腺の詰まりを予防します。

日常生活でできるドライアイ対策

ドライアイの改善・予防には、生活習慣の見直しも重要です。

治療と並行して、以下の対策を実践することで、症状のコントロールがより効果的になります。

意識的にまばたきを増やす

パソコンやスマートフォンを使用する際は、意識的にまばたきの回数を増やしましょう。1時間に1回は、目を閉じて10秒程度休憩することも効果的です。

パソコン作業は定期的に休憩

20分作業したら20秒間、6メートル先を見る「20-20-20ルール」を実践しましょう。目の筋肉をリラックスさせ、まばたきを促す効果があります。

ディスプレイは目線よりやや下に設置

ディスプレイを目線よりやや下に配置することで、目の開き具合が小さくなり、涙の蒸発を抑えることができます。

室内の乾燥対策

加湿器などで室内の湿度を40~60%に保ちましょう。エアコンの風が直接目に当たらないよう、風向きを調整することも大切です。

人工涙液の使用

乾燥を感じたら、防腐剤無添加の人工涙液を点眼しましょう。ただし、点眼のしすぎは逆効果になることもあるため、適切な使用頻度を医師に相談してください。

十分な睡眠とバランスの良い食事

睡眠不足は涙の質を低下させます。1日7~8時間の睡眠を心がけましょう。また、オメガ3脂肪酸(青魚、ナッツ類など)を含む食品は、涙の質を改善する可能性があります。

こんな症状があれば眼科受診を

以下の症状がある場合は、眼科受診をおすすめします。

軽度でも放置すると角膜の傷につながる可能性があるため、早期診断が重要です。

  • 目の乾燥が続く
  • 視界がかすむ、ぼやける
  • 目の疲れが取れない
  • 異物感や痛みがある
  • 夕方から夜にかけて症状が悪化する
  • まぶしさを強く感じる
  • 涙が止まらない(涙目)

これらの症状は、ドライアイだけでなく、他の眼疾患の可能性もあります。自己判断せず、専門医の診察を受けることが大切です。

南船橋眼科でのドライアイ診療

南船橋眼科は、南船橋駅直結で徒歩1分、ららテラスTOKYO-BAY内に位置する通いやすい立地です。

土日祝も診療に対応しており、船橋市・南船橋エリアでドライアイや目の不調にお悩みの方が、継続して通院しやすい環境が整っています。

クリニックでは、フルオレセイン染色などの専門検査を行い、患者様一人ひとりの状態に応じた治療を提案しています。点眼治療から涙点プラグまで、幅広い治療選択肢をご用意しています。

木目調のインテリアが映える落ち着いた雰囲気の院内で、診察室、手術室のほか、広々とした検査室や大きな鏡を備えたコンタクトレンズ処方用のカウンターも設置されています。眼科手術専用顕微鏡やレーザー治療機器など先進機器も導入し、専門的な診療を地域の中でも提供できるよう診療環境を整えています。

WEB予約にも対応しているため、忙しい方でもスムーズに受診が可能です。コンタクト処方箋・めがね処方箋ご希望の方は予約必須となりますが、それ以外の一般診療は予約がなくても受診可能です。

まとめ・・・ドライアイは適切な治療でコントロールできる

ドライアイは「治らない」病気ではありません。

適切な診断と治療、そして生活習慣の見直しによって、症状をコントロールし、快適な視生活を取り戻すことができます。

大切なのは、ご自身のドライアイのタイプを正しく理解し、それに合った治療を継続すること。そして、日常生活での予防対策を並行して行うことです。

「目が乾く」「ゴロゴロする」「かすむ」といった症状が続く場合は、我慢せずに眼科を受診しましょう。早期診断・早期治療が、症状の悪化を防ぎ、快適な視生活を守る鍵となります。

南船橋眼科では、ドライアイの診断から治療まで専門的に対応しています。南船橋駅直結で徒歩1分、土日祝も診療しており、WEB予約も可能です。目の乾燥や不快感にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

あなたの目の健康を、私たちと一緒に守っていきましょう。

著者情報

南船橋眼科 院長 佐倉達朗

経歴

  • 筑波大学医学群医学類 卒業
  • 東京都立多摩総合医療センター 臨床研修医
  • 東京医科歯科大学医学部附属病院 眼科
  • 東京都保健医療公社大久保病院 眼科
  • 川口市立医療センター 眼科
  • 川口工業総合病院 眼科
  • 柏厚生総合病院 眼科
  • 南船橋眼科 院長

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